目次

 

「シャドーハウス」の評価と感想:ミステリアス世界観アニメ

重厚な石造りの館

「シャドーハウス」の評価

顔のないシャドー一族と、それに仕える「生き人形」たちの、シャドーハウスでの謎だらけの生活を描くアニメ。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️❤️🤍

オススメ・ポイント

ミステリアスな世界観に惹き込まれました。 視聴者と同じく、主人公もほとんど何も知らない状態から話が始まるので、一緒に謎解きを楽しみながら観ることができます。

ダークな世界で、主人公エミリコの場違いなほどの明るさと底抜けの天真爛漫さ、それに影響を受けて変わっていくシャドーと生き人形たちの描写も見応えありました。

オススメの回

第9話「鳥籠と花」です。 『助けになってあげてください!』と『3ポイント!』のシーン、それぞれのカッコよさに惚れてしまいます。

 

「シャドーハウス」の感想

「シャドーハウス」で提示される謎は、確かにそこにあることが実感でき、さらにその奥に「何かある」と感じさせてくれる、想像力を刺激されるものでした。

1話冒頭で示される「生き人形」という言葉の不気味さ、その生き人形が主人として仕える顔のないシャドーという謎めいた存在、さらに生き人形とシャドー両者のシルエットが同じであることを見せ、視聴者に「何かある」と感じさせる。つかみはバッチリです。

お話しの中で次々と謎は明かされていきますが、多くの謎が残されたままで終わりました。 見終えた後、私が一番知りたいと思ったのは「ケイトはなぜ、いつ、シャドーハウスの秘密を知り、それを良くないことと思ったのか?」ということ。 2期制作が決定しているとのことなので、続きを楽しみにしたいと思います。

ところで、エミリコが黒岩部長だということが、未だに信じられません。 (10話で川を疾走しているときの『このまま行くわ!』の後の『ゥウエェーッ!』はていぼう部の陽渚ちゃんかと思いました)

 

「シャドーハウス」の参考情報

 

「NOMAD メガロボクス2」の評価と感想:原作「あしたのジョー」でハードル上がってしまうアニメ

ハチドリ

「NOMAD メガロボクス2」の評価

メカを装着して闘うボクシング「メガロボクス」の世界で、それぞれが見失っていた自分の信念、初心、帰る場所を取り戻す物語。

見てもらいたい度:❤️❤️🤍🤍🤍

オススメ・ポイント

ほぼ思ったとおりに話は進みます。 驚きはなく、よく言えば安心して見ていられる、悪くいえば予定調和的でした。 かつての「あしたのジョー」という物語を弔う様式美を備えた儀式を観ているような気持ちになってきます。

話の筋自体は面白いし、どのシーンも絵になってて見応えはあるんです。 でも、ジョーが良い子すぎるし、他の登場人物もアクがうすい。 「あしたのジョー」が頭にあると、エグ味が足りなくって、そういうの食べに来たんじゃないんだよなーという感じでした。

オススメの回

4話「魂の花が咲けば、愛を失ったためしはない」です。 試合を終えたチーフの結末と、その後のジョーの決断がまさに「様式美」でした。

 

「NOMAD メガロボクス2」の参考リンク

 

「ましろのおと」の評価と感想:津軽三味線の音に心ゆさぶられる青春音楽アニメ

雪原

「ましろのおと」の評価

津軽三味線の名人と呼ばれた祖父の才能を受け継ぐ若き主人公が、様々な出会いを経ながら自分の音、自分自身の演奏を探す物語。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️🤍🤍

オススメ・ポイント

演奏中の心象風景の描写が面白いです。 この手の描写では「んなわきゃない」と感じることもままあるのですが、このアニメでは演奏の素晴らしさとともに説得力が感じられ、とても惹き込まれました。 音楽がお好きな方なら絶対に面白いと思います。

全12話だけどとても濃くて、演奏の場面も多くてストーリーに割く時間少なめだったはずなのに、24話ぐらい観たように感じました。

オススメの回

敢えて選ぶと第二話「林檎の花」です。
ストーリー物なので当然順番に観てもらったほうがよいですが、どんなアニメかちょっと観てみたいという場合はこの第二話を観るのがよいと思います。

 

「ましろのおと」の感想

賞にも名声にも興味がなく、ただ祖父の音、自分の音だけを求めていた少年だった主人公。 東京に出て様々な演奏を聴き、コンテストにも出場し、聴衆の反応を肌で感じて、やがて「勝ちたい」という気持ちを持つ。

これは一見、主人公の成長物語に見えます。でも、天の邪鬼な見方をすると、マーケティング全盛 SNS漬けの現代において、欲のない無垢な少年だった主人公が、順位付け、競争、他人からの評価に呑まれ、承認欲求の虜になっていく、主人公がダメになっていく物語にも見えてくると思いました。

 

「ましろのおと」の参考情報