ある日突然「Outlook.pst は見つかりません」というエラーが出て、Outlook が開けなくなってしまいました。


私の場合、Microsoft の OneDrive とのからみでこのエラーが出たようです。そのときどう対処したかを記します。

 

どんなエラーが出たか

いつものように Outlook を開こうとすると、「ファイル C:\Users\user\OneDrive\ドキュメント\Outlook ファイル\Outlook.pst は見つかりません」というポップアップが開き、「OK」を押すと、Outlook.pst がどこにあるかを指定しろという意味か、「Outlook データファイルを作成/開く」という画面が開きます。


どこにあるかなんて分からないので「キャンセル」を押すと、「Microsoft Outlook を起動できません。 Outlook ウィンドウを開けません。 このフォルダーのセットを開けません。 ファイル C:\Users ~省略~ .pst は見つかりません。」というポップアップが出て、結局 Outlook は開きません。


 

エラーの原因は OneDrive?

調べてみると、エラーの原因は、Outlook の .pst ファイルが意図せず OneDrive のバックアップ対象になってしまっていたことでした。

通常 Outlook の .pst ファイルはパソコン中のドキュメントフォルダ中に自動で作られるのですが、OneDrive を使うとドキュメントフォルダがデフォルトでバックアップ対象に含められてしまい、Outlook の .pst ファイルも OneDrive 上に置かれるようになります。

ここまではいいんですが、OneDrive の容量いっぱいになるまで使ったり、同じ Microsoft アカウントで複数台のパソコンから OneDrive を使ったりすると、Outlook の .pst ファイルの同期がうまくいかなくなり、不整合が発生してエラーになってしまうことがあるということです。

2021/4 から、Microsoft は OneDrive で .pst ファイルの保存がされないように仕様変更したとのこと。今後は OneDrive が原因の Outlook が開けない現象はなくなるでしょう。

 

対処法

以下の手順で、OneDrive の自動バックアップを止め、手動で OneDrive からパソコン上にファイルをコピーすることで Outlook が開かないエラーは解決しました。

※私はこの手順で解決しましたが、他のパターンでは通用しないかもしれません。データを手で移動するということもあり、危険を伴うことは確かですので、実行は自己責任で実施願います。

 

OneDrive の自動バックアップなどを止める

画面右下の OneDrive のアイコンを右クリックし、設定を開いてください。


開いた設定画面で、ファイルオンデマンド「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード」のチェックを外します。

※私はこの設定のままで使用することにしました。ファイルオンデマンドは 5GB しかない OneDrive の容量を考えると意味がない、というか、百害あって一利なしだと思います。

次に、設定画面の「バックアップ」タブを開き、ドキュメントのバックアップを停止します。



 

手動で OneDrive からパソコン上にファイルをコピー

パソコン上の「ドキュメント」フォルダには何もなく、「ファイルの場所」だけが表示されていると思います。 この「ファイルの場所」を開いた先が OneDrive 上の「ドキュメント」フォルダになります。


手順としては、

  1. 「ドキュメント」フォルダ中の「ファイルの場所」を開く
  2. そこにあるファイルやフォルダを全て選択して「コピー」する
  3. 本の「ドキュメント」フォルダに戻って「貼り付け」する

です。

これで、OneDrive 上の「ドキュメント」フォルダに入っていたものをパソコン上の「ドキュメント」フォルダにコピーできました。

 

Outlook を開いて .pst ファイルの場所を指示

エラーが出たときと同じ手順で Outlook を開き、「Outlook データファイルを作成/開く」画面が開いたところで、パソコン上の「ドキュメント」フォルダにコピーしてきた .pst ファイルを指定して「開く」を押して解決です。