高原の魔女

「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」の評価

転生した異世界でのスローライフ。 300年に渡る独りでの「ぐだふわ生活」の末、ひょんなことから次々と可愛い家族が増えていく。
のんびり、ほんわか、気軽に楽しめるコメディーです。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️🤍🤍

オススメ・ポイント

可愛いキャラが沢山登場しますが、ただ多いだけじゃなくて、それぞれ個性があって魅力的です。

ストーリーは1話完結(場合によっては半話完結!)。毎回ちょっとしたドタバタが起きて、それを解決していくお話しですが、その過程で主人公アズサの仲間を思いやる気持ちが表現されるところにこのアニメの味があると思います。

オススメの回

一番好きなのは「10話 吟遊詩人が来た」なのですが、これは異色の回なので後から観たほうが面白いかも。

先に見るなら、オールスターキャストの最終回「12話 喫茶店を開いた」から見るのも、このアニメの良さが分かっていいかもしれません。

 

のんびり、ほんわかの「ぐだふわ生活」

転生した異世界でのスローライフ、転生して見た目変わっちゃったけど可愛いからいいか、名前は前世が「相沢梓」だったから「アズサ・アイザワ」でいいや的なお気軽感、毎日スライム25体倒せば生活費稼げるお手軽感がいいですね。

正に夢のぐだふわ生活!

 

情があるから困っちゃうんだね

前世の死因は過労死(!)って設定もいいし、『私、子供の頃に魔女様の薬で助かったことがあるんです』のとことか、料理店で村の人に歓迎される場面とか、村に結界を張ったら泥棒が掴まって、ライカ共々村の人に感謝される場面とかとっても好きです。

主人公の「高原の魔女」って二つ名もさり気なくてカッコいいし、声は悠木 碧さんでさすがの演技。 その悠木 碧さんが歌うオープニングテーマ「ぐだふわエブリデー」も癖になる歌で、『余裕しゃくしゃく♪』のとこが頭から離れなくて困っています。


その主題歌は「静かで平穏に暮らしたいのに困難が次々と襲いかかってきて大変」という感じだと思うんですが、当人はレベルMAXでそれを自覚もしてるんだし、それこそ余裕綽々で何も困ること無いような…。
と、思ってましたが、レベルMAX で最強だけど冷徹ではなくて、情があって何事もはねつけることができないから困りごとを抱えちゃうんですね。
あと6話辺りまで見ると「困難」って主にハルカラさんのことですね、きっと。

 

ちょっと気になるところもあったけど面白い

1話「レベルMAXになっていた」で過去の教訓をライカに説く場面とかは、300年もスローライフ満喫しててそんなすぐに過労死した過去の教訓出てくるもん?と思ったり、2話「娘が来た」でのシャルシャは50年間も恨んでた割にはあっさり懐いっちゃったり。
4話「ドラゴンの結婚式に行った」では離れた場所でシャルシャたちを守っていればいいのに、『部外者が立ち入るべきじゃない』と言ってた側から戦いのまっただ中に飛び込んでいって無双するとか、なんかちょっとチグハグかなと思ってしまいました。

でも、ライカを最初として個性的な家族が増えていくエピソード、仲の良い家族の様子、家族のために一生懸命なアズサがとっても良くて、チグハグかなと感じてたところも気にならないぐらい面白くなってきました。
誰かがボケてアズサがツッコむパターンも楽しいです。

7話「魔王を倒しちゃった」や9話「娘がスライムから戻れなくなった」(別名天下一武道回)での格闘シーンは、ゆるふわファミリーコメディとは思えないアクションで見応えあります。

極めつけは10話「吟遊詩人が来た」の音楽に賭けた青春回。無邪気キャラとばかり思ってたフラットルテ師匠のアツい激に心打たれます。
ロザリーちゃんの歌う「虚無」には別の意味で心が打たれました。これはぜひキャラソンとして出して欲しい。


最終話の12話では今までの登場キャラが勢揃い。上手い見せ方ですね。

 

キャラはどれも可愛い

ハルカラさんは強烈。 エルフ族はクールで達観したキャラが多い気がするんですが、ハルカラさんはやらかしキャラだし俗っぽいしで真逆ですね。 アホ毛もしっかりあります。


ファルファとシャルシャは性格のコントラストがいいですね。

ロザリーは6話「リヴァイアサンが来た」でドレス着たところはすごく綺麗だった。 普段の「てやんでぇキャラ」とのギャップに萌えます。

その6話登場のリヴァイアサン、海蛇のイメージだったけど、大航海時代はクジラのイメージだったそう。
「リヴィアタン」とも呼ばれるそうで、その名前だと別のキャラになりそう。

7話「魔王を倒しちゃった」では可愛い魔王ペコラ登場。 親戚の姪っ子って感じでしょうか。
アズサの壁ドンで落ちる魔王様。チョロい。

フラットルテが家族に加わったときにはちょっとキャラ多すぎじゃない?と思ったけど、直後の8話水着回ならぬ全裸回「高原の魔女の偽物が出た」はすごく良かったです。
無邪気キャラがすごくいい。フラットルテの無邪気さでいやらしさゼロ。清々しい全裸!

前述の10話「吟遊詩人が来た」での別人のような青春キャラもすごく良かった。
ライカとの絡みもくどくなるかなと思ってたけど全然そんなことないですね。

キャラの中ではベルゼブブさんがファッションも性格もカッコよくて一番好きです。
普段の格好も好きだし、9話「娘がスライムから戻れなくなった」でのショーパン、とっくりセーター姿も素敵でした。
あと、あの見た目でハエだなんて! これもギャップ萌えですね!

ウソみたいだろ。ハエなんだぜ。これで…。

 

コミカライズ版もかわいい

コミカライズ版はぽっちゃり丸顔でアニメ版より可愛らしい感じでこっちも好きです。
スピンオフ作品も沢山あるんですね。「レッドドラゴン女学院」とか「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました」も面白そう。


 

参考リンク

 

Blu-rayなど