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「現実主義勇者の王国再建記」の評価と感想:中国の古典を異世界で再現アニメ


「現実主義勇者の王国再建記」の評価

他国への人身御供として召喚された主人公が、自分の身を守るために王国の再建を始める。やがて、国とそこに暮らす人々、新しくできた家族を守るために奮闘するようになっていく物語。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️➖➖

オススメ・ポイント

主人公がチート能力で活躍ではなく、元の世界で真面目に勉強して身につけた能力で国を経営していく様が実に面白かったです。この主人公は相当優秀で、しかも実によく働きます。

9話以降の戦いのエピソードも見応えがあります。戦いの場面の描写よりも、その戦いに至る背景、思惑の描写にとても興味をそそられました。

毎回の終わり方が絶妙で、次の回が気になってしょうがない。 録りためていたものを観はじめた私は、途中で止めることが出来ず、13話イッキ見してしまいました。

オススメの回

3話「臣をして忠臣たらしむことなかれ」です。 才能ある者を民間から広く募集するという主人公の呼びかけに応えてやってきたポンチョを迎える主人公の態度、その様子を見つめるハクヤの視点が中国の古典のようで面白かったです。

 

「現実主義勇者の王国再建記」の参考リンク

 

「現実主義勇者の王国再建記」関連商品

名画モチーフの表紙がいいですね!👍

 

「SCARLET NEXUS (スカーレット・ネクサス)」の評価と感想:設定てんこ盛りアニメ

アニメ SCARLET NEXUS のイメージ

「SCARLET NEXUS」の評価

「怪異」と呼ばれる正体不明の敵と戦う軍に入隊した主人公の二人が、国家の秘密に触れ、陰謀に巻き込まれながら、世界の破滅を防ぐために暗中模索する物語。

見てもらいたい度:❤️❤️➖➖➖

オススメ・ポイント

アニメに投入できるネタの限界に挑戦するかのような、てんこ盛りの設定が「味」です。 超能力にタイムリープに正体不明の敵、陰謀、裏切り、クーデター、出生の秘密に知られざる歴史、人造人間に宇宙航行に世界の滅び、13話まででこんなにあります。 「なんじゃこりゃ!?」と思いつつ、続々と披露されるネタにB級映画を観ているような楽しさを感じます。

主人公の二人は、しょっちゅう頭痛くなる人たちで、一人は戦いの最中に幻覚を見るは、もう一人は作戦中に記憶を飛ばすはで、これで軍隊の小隊長だというんだから、「そりゃ世界滅びるわ」と、ツッコミがはかどるアニメです。

オススメの回

6話「破滅の明日」です。 この回のクライマックス、「オレを殺してくれぇ〜!あぁぁぉおぁ〜」を聴いたら、もうこのアニメの視聴をやめることはできません。

 

SCARLET NEXUS 参考リンク


 

「精霊幻想記」の評価と感想:昼ドラ妹アニメ

大樹

「精霊幻想記」の評価

母を殺した仇への復習を心に誓う主人公が、様々な困難に遭いながら成長し、ある事件をきっかけに自分探しの旅に出る物語。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️➖➖

オススメ・ポイント

多様な国、世界が描かれ、主人公も登場人物も魅力的でとても面白く見れました。主人公の身の上とか、あらぬ誤解を受けて堪え忍ぶところなど、昼ドラを観てるような気分にさせてくれます。

恩人のちっちゃいゆうな先生に始まり、命を助けた妹お姫様、妹分となった獣人っ子、母親の故郷での他人の妹など、主人公を囲むたくさんの妹キャラも見どころです。

オススメの回

第11話「白銀の花嫁」です。ちっちゃいゆうな先生が思わず発してしまう心の叫びにぐっときます。

 

この先、ネタバレありです。

「精霊幻想記」の感想

昼ドラ感は狙ってのこと?

このアニメ、どうしてこう昼ドラっぽく感じるのでしょう?

  • 数々の差別や誤解を受けながら、くさらず、ひがまず、地道に努力する「おしん」タイプの主人公。
  • 主人公に敵対する嫌なヤツが、妹ちゃんにも酷いことをする鬼畜として描かれ(4話)、許すべからざる敵役としてとてもわかりやすい。
  • 『かあはぁさんぐは、おほぉぞく…』(8話)。主人公が、実は王家の血筋をひくものという王道の展開。
  • ちっちゃいゆうな先生の秘めた気持ちが爆発した、第11話での『じゃあリオが私をもらってくれるのっ!?』という、ドストレートロマンス超特急なセリフ。

極めつけが第12話での結婚式に乱入して花嫁をさらっていく、これまた王道のシチュエーション。これらが相まって昼ドラ感を醸し出してる気がします。

でもこれは悪いことではなくて、実に安心して違和感なくこのアニメに入り込める要因になっていますし、もしかしたら昼ドラ視聴層にファン層が広がるかもしれない。

この昼ドラ感、この先の実写化を狙っての布石だったりして?

 

その他「精霊幻想記」の雑感

主人公はアクセまで買ってあげておいて、9話でのサヨちゃんのフリ方がちょっとひどすぎる!このシスコン野郎め!他人の妹には興味無いってか!

異世界人に日本人の記憶が宿るという、転生物として珍しい設定でしたが、最終話で日本人そのものが転生(転送?)してきて、その設定をぶち壊してしまいます。そしてその流れを回収しないまま終了…。これはいかんです。思わず原作読んでしまいます。


エンドカードが4コマ漫画になってるの、毎回楽しみに観てました。

 

「精霊幻想記」の参考リンク

問題の最終回のお話載ってます。

 

「出会って5秒でバトル」の評価と感想:設定とっ散らかりアニメ


「出会って5秒でバトル」の評価

底意地の悪い猫マジシャンにさらわれてきた人間同士が闘わせられる不条理な世界で、主人公がいかに生き残っていくかを描く物語。

見てもらいたい度:❤️❤️➖➖➖

オススメ・ポイント

さらわれた先の世界で、ひとりひとりに闘うための能力が与えられるのですが、主人公に与えられた能力の設定が面白く、これによって力や技による単純な闘いではなく、心理戦や頭脳戦を楽しめるところがこのアニメの魅力だと思います。主人公もこの能力に見合う頭脳と度胸と冷静さと計算高さと非情さを持っていて魅力的です。

登場人物それぞれの性格と、与えられた能力の組み合わせも上手いこと設定されていて、それぞれの能力との相性などパズル的な面白さが見応えありました。

オススメの回

第4話「皮肉屋」です。 主人公のスケコマシに見えてどこまでも計算高い性格にシビレます。主人公と霧崎とのやり取りも可笑しくて楽しいです。

 

この先、ネタバレあります。

「出会って5秒でバトル」の感想

設定も展開も面白いのですが、その設定に説得力、納得感に欠けるところがあって、

  • 不条理な世界にいきなり連れてこられて、そんな短時間で状況を受け入れて闘いに臨めるものか?
  • 第1戦で大怪我してた人が第2戦に平気な顔で参加してる!?
  • 負けたら全員殺されるイベントが7日後に行われると聞かされて、「みんなでがんばろー」「おうっ!」ってなるかね?
  • 主人公を巡って女の子二人の気持ちを揺さぶっておいて、その後特になにもない
  • 団体戦での霧崎の立ち位置は結局どっちだったんだ?
  • 心理戦と頭脳戦で引っ張ってきたのに、ラスボス線の結末は結局それ?

など、主人公の部屋と同じく設定もストーリーも散らかりっぱなしだったのが少し残念でした。

作中では説明はありませんでしたが、怪我がすぐ治るなどからして、主人公たちは夢の中で闘わされていたんでしょう。映画「マトリックス」の第一作でのネロのカンフーファイティングのような、ああいうイメージ。優利が天才的というのは、身体的な才能というより夢の中で具体的にイメージできる能力、「できる」と信じられる能力なのかもしれません。

次回予告の魅音とヤンの掛け合いが愉快でとても面白かったのですが、本編でヤン必要だったかな?

 

最終回後のストーリーです。

 

「ぶらどらぶ」の評価と感想:映画好きならきっともっと楽しめるアニメ

血い

「ぶらどらぶ」の評価

吸血鬼の少女を助けるため、主人公は学校で献血部を立ち上げる。その献血部の面々と吸血鬼少女が繰り広げるドタバタギャグのシュールなアニメ。

見てもらいたい度:❤️❤️➖➖➖

オススメ・ポイント

昭和のドタバタコメディを現在の絵でやってみたという印象を受けました。原作・総監督 押井守さんの色なのか、時折、アニメ「うる星やつら」を観ているような気分になります。実際、7話ではメガネも登場(?)します。

奇数回のオープニングアニメは詩的で美しく、これだけでもこのアニメを観た価値があったと感じます。本編の水彩画のような背景も素晴らしいです。

奇数回のオープニング見てもらいたい度:❤️❤️❤️❤️❤️

オススメの回

第7話 「Day for Night」です。

本編中で語られる映画「アメリカの夜」のエピソードどおり「猫が思い通りに動いてくれず、何度も撮影をやり直す」というシーンを入れてみたり、劇中で撮影される映画もこの回の終わりもヌーベルバーグ調になっていたりと、凝りようが楽しいです。

最後のマキの独白はこのアニメの監督自身の言葉なのでは?

 

「ぶらどらぶ」の感想

9話「ボルト式」はタイトルから導入部、エンディングまでもろに「ねじ式」だし、他の回では映画に関する話が随所に出てきます。10話「婚約者は人造人間」での腐乱犬八十八は、新幹線と並走する絵が「エイトマン」だったり、コスプレ同好会カオルのコスプレにも昭和の香りがします。

  • ウルトラセブン ウルトラ警備隊
  • 鉄人28号
  • ストリートファイター 春麗
  • キャプテン・ハーロック

昔の漫画やアニメ、そして映画に詳しければ、きっともっと楽しめるのだろうと思います。3話「さばと・ナイト・フィーバー」では唐突に爆撃機の解説が入って、私には何のことかわからなかったのですが、これもきっともっといろんな知識・教養があれば楽しめたんだろうなと感じました。

5話「父ちゃんが来た」で父ちゃんの言った「この友情決して実らぬぞ」と、12話「インタビュー・ウィズ・マイ」での血祭先生の「いずれ血を吸われる日が来るかもしれん。その覚悟はあるのか?」というセリフにこのアニメのテーマがあるように思いました。

 

「ぶらどらぶ」の参考リンク



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