【2025年 秋アニメ】最終話まで視聴した 11作品のアニメレビュー
目次
- 暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
- 顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君
- 機械じかけのマリー
- SANDA 📖個別記事へ
- 終末ツーリング 📖個別記事へ
- 父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。
- 転生悪女の黒歴史
- 東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 📖個別記事へ
- 無限ガチャ 📖個別記事へ
- 無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~
- 野生のラスボスが現れた!
「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」の評価と感想
"サイレント・アサシン"とか調子に乗った奴が俺TUEEEする話が始まったと思っていたら、何だか主人公の様子がおかしい。暗殺者のくせに「人殺しなんかしたら親に顔向けできねぇ」とか言いだして、お前、暗殺者なのかい?暗殺者じゃないのかい?どっちなんだい!?という物語。
「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」の評価
【見てもらいたい度:🐈⬛🐈⬛🐈⬛➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- 作画が劇画調の力強く熱く濃いタッチ。
- 命が軽いアニメ界で、他者の命を奪うことの重さを丁寧に描く。
オススメの回
最終話「織田晶は暗殺者になる」です。
主人公が心の葛藤を経て決断する過程、主人公を支え、見守り、全てをわかった上で受け入れてくれた「愛」の強さと大きさが、静かに、大げさでなくむしろ淡々と描かれます。最終話に相応しい感動を味わえました。
第1話冒頭のシーンがここで繰り返される演出も見どころです。
【#ステつよ】最終話
— こしたゆい 💙💛 (@cositayui) December 28, 2025
第1話の冒頭シーン、ここだったのか!🤩
1話では「サイレント・アサシンって何?🤭」と笑って観てたとこでしたが、主人公のバックグラウンドや心情が分かった上で観る最終話では重みが全然違いますね。😌👍#sutetsuyo https://t.co/E46t0GoX4n pic.twitter.com/77mx7l1Y26
残念ポイント
第7話「暗殺者は誓う」での主人公とヒロインの「愛の誓い」のシーン。絵はとても美しいのですが、やっていることが「らしくない」というか、私には「主人公はそんなキャラだったっけ?」という違和感がありました。
人殺しをしてしまったら元の世界に帰ったときに家族に合わせる顔がないとか言っていましたが、指に入れたその傷は、妹や母ちゃんに見せられるのか?と私は問いたいです。
これは私の見方が浅いせいなのかもしれませんが、エルフ王女姉妹の確執問題や、同級生勇者パーティの存在がストーリーにあまり絡んでいるように見えなかったのも残念でした。
「強いのだが」の先
このアニメでは、能力があり戦闘は強いが、自分の心の弱さを自覚して悩む主人公に魅力を感じました。
心の弱さを自覚できるのは強い証拠なのだと思います。主人公は、へたに強くて余裕があるから、人の姿をした魔族を殺すのを躊躇ったり、殺しをしたら元の世界に戻って家族に合わせる顔がないといったことを考えるのでしょう。
普通なら「殺られる!殺らなきゃ殺られる!」とパニック殺ししちゃうところでしょう。
きっと、タイトルは「俺のほうがステータス上だぜ」とイキりたいわけじゃなくて、「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが、ステータスの強さだけで解決するんなら世の中苦労しないよ」と言いたいのではないでしょうか。
「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」の関連リンク
- 「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」の原作、スピンオフ作品の紹介
- Webサイト:TVアニメ「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」公式サイト
- Twitter:TVアニメ「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」公式
- Wikipedia:暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが
「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」の評価と感想
誤解されやすい太田君の芯の部分の良さを知る柏田さんと、その表情からは心が読めない柏田さんが、太田君にとっては終わりのない謎解きのような存在であるというシチュエーション。
その中で繰り広げられる二人の微笑ましく初々しいエピソードに、口角が緩みきってしまうラブコメです。
「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」の評価
【見てもらいたい度:🏎️🏎️🏎️➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- 柏田さんの好意や、自分自身の恋心に気づき始めて、その気持ちに少しずつ素直になっていく不器用な太田君が愛おしい。
- 同級生たちのテンポの良いボケやツッコミが楽しい。
「おとなしくてポーカーフェイスな柏田さん+元気で勝ち気な太田君」という側面と、「意外と核心を突くことをストレートに言う柏田さん+それにタジタジになってしまう太田君」というギャップに、将来はきっと手のひらで転がされるんだろうな、と想像できる点も味わい深いです。
オススメの回
第11話「柏田さんと太田君と海」です。
太田君の態度が実に分かりやすい、王道のラブコメ展開エピソードです。
オールスターキャストで、それぞれのキャラが満遍なくその特色を活かしており、厚みのある面白さがあります。
残念ポイント
第2話「柏田さんと太田君とプール」で委員長が『やってることは小学生並みだし、ただのイジメじゃない!』と一喝したように、序盤の太田君への私の印象はあまり良くありませんでした。
中盤以降に「気になるから、ちょっかい出してる」感が出てからは好印象になっていっただけに、導入での振る舞いがもう少しソフトだったら、より入り込みやすかったかもしれません。
「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」の関連リンク
- 「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」の原作、スピンオフ作品の紹介
- Webサイト:TVアニメ「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」公式サイト
- Twitter:TVアニメ「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」公式
- Wikipedia:顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君
「機械じかけのマリー」の評価と感想
嘘と人間を嫌悪する主人アーサーと、人間であることがバレたら殺されるニセロボットメイドのマリー。 ワンアイデアの出落ちで終わるんじゃないかという心配は無用の、笑ったり、切なくなったり、甘い感動を味わえたりする恋物語です。
「機械じかけのマリー」の評価
【見てもらいたい度:😐😐😐➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- 「ロボットのふり」設定はシュールだけれど、中身は正統派のハートウォーミングなラブコメ。
- 「バレてはいけない」緊張感と「これでもバレないの?」の緩急が楽しい。
- アーサーとマリー、どちらも対人の問題を抱えている。"ぼっち"やコミュ障とはまた違う孤独感に説得力があり、感情移入できる。
「無表情→人間味が足りない」を中途半端にそういう性格の人ではなく、「ロボットである」と極端に振ったことで、人間らしさとは?をクローズアップすることに成功していると思います。
終盤では、マリーが人間だと気づいたことをアーサーが隠し、お互いが相手のために嘘をつく「バレてはいけない」の二重構造になっていくのは、抜群に面白い設定だと感じました。
オススメの回
第7話「闘うマリー」です。
マリーのストレートな怒りの爆発に、熱血な一面とともに、アーサーを想う強い気持ちが感じられたエピソードでした。
アーサーがマリーによって変わっていく様子には、「恋」よりも「愛」という文字が浮かびます。ラブストーリーとしても秀逸でした。
残念ポイント
名脇役「マリー2」の存在は魅力的で、本作に無くてはならないキャラでした。
しかし、その一方で「高性能なロボットを造れる技術があるなら、なぜ最初から人間を雇う必要があったのか?」という根本的な矛盾が、私は最後まで気になってしまいました。
「それを言っちゃあ、お終い」なのですが、あれは、どう折り合いをつけたらよかったのでしょう?
「機械じかけのマリー」の関連リンク
- 「機械じかけのマリー」の原作、スピンオフ作品の紹介
- Webサイト:TVアニメ「機械じかけのマリー」公式サイト
- Twitter:TVアニメ「機械じかけのマリー」公式
- Wikipedia:機械じかけのマリー
「SANDA」の評価と感想
「終末ツーリング」の評価と感想
「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」の評価と感想
昼ドラのドロドロした愛憎劇を観ていたと思ったら、国家規模の陰謀を毅然とはねのける、スーパー幼女の政治劇だった話。 前半のドロドロ展開の先にある、主人公の「お掃除」っぷりが見どころです。
「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」の評価
【見てもらいたい度:💊💊💊➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- 圧倒的な力で立身出世や世直しではなく「家族の平穏の維持」を目指すユニークな設定。
- 主役のスーパーちびっ子・エレンが前世の知識を利用しながらも、相手を力でねじ伏せるのではなく、政治的な手管で屈服させていく様が痛快。
「転生者が無双」というテンプレートを踏襲しつつ、その守るべき対象が徹底して「家族」にある点が本作最大のポイントです。
オススメの回
第3話「国王ラヴィスエル」です。
いよいよ天才ちびっ子・エレンが活躍し始めて面白くなってきます。
エレンの持つ力、それにまつわる王家の歪んだ欲望が明かされ、物語の核心が動き出す、ターニングポイントとなる回でした。
残念ポイント
序盤の昼ドラ・エピソードはちょっとじれったく、早く本筋のストーリーに進んで欲しいと感じました。
各キャラの関係を示したり、本筋へのきっかけとして必要なシナリオではあったけれど、もう少しあっさり済ませてもよかった気がします。
「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」の関連リンク
- 「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」の原作、スピンオフ作品の紹介
- Webサイト:TVアニメ「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」公式サイト
- Twitter:TVアニメ「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」公式
「転生悪女の黒歴史」の評価と感想
現世で書いた妄想小説(黒歴史)の世界に転生し、物語で運命づけられた「死」を回避しようと奮闘する。
しかし、もがけばもがくほど、当時の「イタい設定」を思い出して精神的ダメージを受けてしまう。果たして物語上の死が先か、それとも悶絶による「黒歴死」が先か?
「転生悪女の黒歴史」の評価
【見てもらいたい度:🌹🌹🌹➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- シリアスな場面でもコミカル描写を忘れず、テンポ良し。
- やかましいけど不快じゃない、賑やかで楽しい主人公キャラ。
- 思わぬところで不意を突いて出てくるギャグの数々。
- イタい小説や漫画を書いていた身にはグサリと刺さる黒歴史あるあるが、尽きることなく湧き出てくる。
オススメの回
第9話「自己評価なんてあてにならない」です。
相手がビックリするのを見てこっちの方がビックリするとか、肩叩きのポーズに相手がひるんだと見て、ならばと屈伸運動を追加するという全く意味のわからないギャグに、声を上げて笑ってしまいました。
一方、濡れ衣を晴らすためだけでなく、他人を救うために根性を見せる主役は純粋にかっこいいです。黒歴史の中で出てくる印象的なセリフが、この世界で違う人物に向けられハッとさせられるシーンも見どころです。
残念ポイント
個人的に絵柄が少し苦手な部類でした。
美男キャラのドキッとさせられるセクシーな表情やポーズを見せられると、作品テーマの「黒歴史の恥ずかしさ」が連想されてしまい…。少女漫画感があって作品のコンセプトに合っているとは思いますが、私にはドキドキよりもむず痒さの方が勝ってしまったようです。
「転生悪女の黒歴史」の関連リンク
「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」の評価と感想
「無限ガチャ」の評価と感想
「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」の評価と感想
女神から授けられる「職業」が人生を左右する世界において、「無職」の主人公・アレルが努力と修練で職業格差を埋めるどころか逆転していく。しかし、当の本人は格差とかに全く頓着しない。
「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」の評価
【見てもらいたい度:✊✊✊➖➖(3/5)】
オススメ・ポイント
- 努力で身につけた力で恵まれた才能を打ち倒すカタルシス。
- 圧倒的な強さの一方、一般常識に疎い「有能さとポンコツ具合」が同居している主人公のキャラクター性。
- 「無職で悔しい」とか「いつか逆転してやる」とかの負の感情が全く無く、純粋に強さを求め続ける主人公の潔さ。
オススメの回
第2話「剣の都市ブレスギア」です。
強いことを誇るでもなく謙遜するでもなく、あくまで自然体な主人公の魅力が詰まった回です。相手から拒絶されても懇願されても動じない、彼の飄々としたマイペースさに魅力を感じます。
幼馴染(実直で不器用なところが魅力のヒロイン)との再会と、主人公が所属することになるギルドの娘(ゲスさが魅力のヒロイン)との掛け合いも見どころです。
残念ポイント
ゲスい(褒め)ヒロインを後半見られなくなったのが残念でした。
努力に勝るものなし
超絶難度の努力(もはや苦行では?)を淡々と続けられる精神力、これはもうスキルなのではないでしょうか。
主人公は、「無職なのに」というより、「無職だから」これだけ強くなれた。「無職」を「無色」と言い換えるなら、「無色だから何色にでも染められる」ように、無職とは何にでもなれる自由と可能性があるのですね。
しかし、この主人公、何かを成すために強くなりたいわけじゃないらしい。強くなることは手段ではなくて、それ自体が目的。世間が彼を英雄と呼んだとしても、本人の内面は求道者に近く、きっと英雄と呼ばれることに興味は持たず、姿勢も態度も変わらないのでしょう。そのギャップが本作の面白さのひとつだと思います。
さて、主人公は基本「天然」なのですが、ヒロインに対してあからさまな「好き」アピールしてしまうのは、あれは本当に天然なのでしょうか?実は狙ってやっているのか?それも努力で身につけたのでしょうか?一体どんな修行をしたんだろう?
無職差別の現場をとらえた
これがこの世界の無職差別です。露骨です。
【#無職の英雄】第9話「たとえそうでも、本人気にしなさそう」
— こしたゆい 💙💛 (@cositayui) November 28, 2025
大会優勝したのに、そこらの野原みたいなところで表彰!🤣
無職差別ですか?😅 https://t.co/by8J1yesd9 pic.twitter.com/xORWG49up4
「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」の関連リンク
- 「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」の原作、スピンオフ作品の紹介
- Webサイト:TVアニメ「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」公式サイト
- Twitter:TVアニメ「無職の英雄 ~別にスキルなんか要らなかったんだが~」公式
- Wikipedia:無職の英雄 〜別にスキルなんか要らなかったんだが〜
「野生のラスボスが現れた!」の評価と感想
どうにも胡散臭い参謀役の謎に注目していたら、その謎どころじゃない世界の根幹を揺るがすような謎が出てきてビックリ仰天。期待を良い意味で裏切ってくれる物語です。
「野生のラスボスが現れた!」の評価
【見てもらいたい度:🐦⬛🐦⬛🐦⬛🐦⬛➖(4/5)】
オススメ・ポイント
- 200年の歳月を経て世界がいかに変質したか、かつての忠臣や友がいかに変節あるいは不変を貫いたかというドラマが見どころで、圧倒的な力での無双はオマケなところ。
- 主役であるラスボス「ルファス」の恐怖の支配者という表の顔と、現代人の感覚で時に戸惑い、時にツッコむ「俺」という内面、このギャップの楽しさ。
- 「覇道十二星天」のルファスへの忠誠心、有能さ、ポンコツ具合が同居する魅力的なキャラ。
- ルファスの参謀役「ディーナ」の怪しさ満点でありながら、いや?どっちなんだ?とも思わせる設定のバランスが絶妙。
ラスボス「ルファス」が強くて優しくて器の大きい大人物で素敵です。
転生前の人物がルファスの心の声として登場し、ゲーム世界の疑問や驚きを語るところが見どころのひとつですが、声優・小清水亜美さんの演技によるところが大きいと感じます。 主人公がゲーム内に入り込むというよくある設定を、第1話「野生のラスボスが現れた!」冒頭できっちり力強く魅力的に説明していくその説得力も、この声の演技あってこそでしょう。
オススメの回
冒険者パーティ「鷹の瞳」の、様々なテンプレ感を活かしたコミカル演出。覇道十二星天のひとり・天秤のリーブラの健気さ。ルファスのポンコツ烏っぷり。参謀役ディーナの怪しさが爆発しながらも「でもこれ、ミスリードかも…?」と思わせる絶妙のさじ加減のシナリオ。見どころ満載です。
残念ポイント
牡羊のアリエスの「男の娘」設定が活きる場面がほとんど無い!
もっと活躍の場があると思っていたのに、これじゃ出オチじゃないか!ひどい!
アリエスの操(みさお)を返せ!
「野生のラスボス」とは?
「野生」という言葉は、管理されたゲームシステムを逸脱し、自分の意志で行動し世界を解明しようとするルファスの生き様を象徴するものなのかもしれませんね。
制作発表された 2期では、プレイヤーであった「俺」がしていたゲームの正体、200年前のルファスの真意などが描かれるようで、とても楽しみです。
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