点数が低いからといって、作品を否定する意図はありません。あくまでも「私がどう感じたか」という好き嫌いの表明に過ぎません。
おすすめポイントも残念に感じた点も、全ては私の主観です。もし、この記事が作品に対する "一つの異なる視点" を提供できていたら幸いです。

目次

 

「異世界黙示録マイノグーラ ~破滅の文明で始める世界征服~」の感想


ホラー映画や怪奇小説を楽しむように、視聴者も主人公たちも「ごっこ」を楽しむ。
…はずだったのに…。


「異世界黙示録マイノグーラ ~破滅の文明で始める世界征服~」の評価

【見てもらいたい度:😈😈😈😈➖(4/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 「平和を愛する邪悪」という意外性
  • 主人公側は「ごっこ」で、その他のキャラは命のかかった「リアル」というギャップ
  • 国家運営、国家間の思惑が面白い
  • 終盤に追加されたゲームシステム同士の「混ぜるなキケン」設定も斬新
  • 王の右腕 汚泥のアトゥ の、汚泥を感じさせない可愛さ

ストーリーの続きがとても気になります。今期の「原作を追いかけたくなった作品」ナンバーワンでした。

 

オススメの回

Episode 07「お友達になってください!」です。
部外者から見た邪悪国家の異様さがときに愉快に、ときにスリリングに描かれます。

危機を回避し、結果的に状況打開の一手を繰り出すことになる"お馬鹿"と呼ばれる無邪気キャラが、本当にただの「お馬鹿」だったのか?という含みを持たせるところは心憎い演出でした。

 

残念ポイント

終盤に魅力ある新設定が加わったのですが、そこからしばらくバトル描写に重点が置かれるようになり、個人的に好きだった戦略や国造り要素が薄れてしまったように感じたのは惜しかったです。

 

「異世界黙示録マイノグーラ ~破滅の文明で始める世界征服~」の雑多な感想

Episode 06 「王さまは悪い人?」での、『善人は正しいことしかしちゃいけないけど、悪人は良いことも悪いこともしていい、自由なんだ』は名言ですね。なるほどと頷きました。


【ネタバレあり!】

双子姉妹の過酷な過去からの救済と、その救済がもたらす、さらに残酷な運命への流れは秀逸なストーリー展開だったと思います。


 

「異世界黙示録マイノグーラ ~破滅の文明で始める世界征服~」の関連リンク

 

 

「宇宙人ムームー」の感想


宇宙人と人類は、どこかで永遠に理解し合えない点があるだろうことを、人のそばに居ながら野生を残し、時にこちらの想像を超える行動を取る猫という生き物によって表現してるのかもしれない。


「宇宙人ムームー」の評価

【見てもらいたい度:🐱🐱🐱➖➖(3/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 馬鹿だけが生き残った宇宙人という設定がまず面白い
  • "ムームー" の猫らしいフォルムと動きがよく出来てる
  • 随所に見られる、猫特有の「憎たら可愛い」描写も注目に値する
  • 知識と若さと行動力が合わさって無茶する昭和っぽさの感じられる大学生たち
  • OP/ED 曲がどれも良い

序盤は教育番組的な家電講座が目立ちましたが、第8話「ムームーとコンセント」辺りから登場人物の性格が明らかになるにつれ、それまで主役だった家電が味付け要素に変わり、エピソードの面白みがより強調されてきます。

最初は陰気なだけに感じられたヒロインも、回を追うごとに段々好感度が増し、なんだか見た目も可愛く、スタイルも良くなったように見えてきたのは視聴者として面白い体験でした。

 

オススメの回

第7話「鮫洲と体温計」です。
粗野な "家電部長" と、暗がり大好き女子の "鮫洲さん" の新たな魅力を発見できる回です。登場人物を好きになれると物語もずっと面白くなることを再認識しました。

猫らしさの描写という点で、第3話「ムームーと自動ドア」もぜひ観てほしいです。

 

残念ポイント

宇宙人側にもいろいろと派閥があり、お互いに争ってもいるようですが、個人的にその関係性や経緯にも興味があって、その辺りを描くエピソードももう少しあると嬉しかったです。

 

「宇宙人ムームー」のその他感想


それにしても、たまはすごい曲を作りましたね。将来土星に人類が到達したとき、絶対ニュースとかでこの曲かかりますもんね。

 

「宇宙人ムームー」の関連リンク

 

 

「気絶勇者と暗殺姫」の感想


そんな勇者はいるかもしれないが、そんな殺し屋がいるだろうか?
深く考えずに楽しむのが吉。


「気絶勇者と暗殺姫」の評価

【見てもらいたい度:😵‍💫😵‍💫➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 勇者暗殺を密かに企む殺し屋が勇者と共に旅する設定のユニークさ
  • キャラデザが魅力的

 

オススメの回

#7「気絶勇者と狂愛の街」です。
催眠にかかった暗殺者の行動と、勇者のいつもの「熱い想い」一辺倒とは違う、ちょっと意表を突く行動が新鮮に感じられました。

 

残念ポイント

設定にスリルがあり期待がふくらみますが、勇者が気絶してる間に殺ってしまわない理由や、暗殺者同士で殺し合わない理由など、勇者と暗殺者たちの間に緊張感が生まれにくい訳がもう少し丁寧に描かれていれば、よりゾクゾクやドキドキを楽しめたと思います。
現状では全員が「なあなあの関係」にあるようにも見えかねず、作品のスリリングな魅力が薄れてしまいそうで残念です。

『私があなたを絶対に守ります』と言われて殺しを躊躇する殺し屋がいてもいいとは思いますが、その言葉が殺し屋の琴線に触れた理由をもっと深く詳しく掘り下げるエピソードを、個人的にはもっと観たかったです。

 

「気絶勇者と暗殺姫」の関連リンク

 

 

「公女殿下の家庭教師」の感想


物静かで落ち着きがあり、苦労人で努力家の真面目な主人公なんだけど、周りの美少女群から異常なほど強く慕われることで少し誤解されそうな人物に見えてしまう。
これも風評被害か。


「公女殿下の家庭教師」の評価

【見てもらいたい度:❄️❄️➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 家庭教師に甘える美少女群の可愛らしい様子
  • 家庭教師に甘える他家のご令嬢や、その妹さんや、お母さんの可愛らしい様子

 

オススメの回

第11話「月と星の輝く夜に」です。
弱い心の克服、挫折からの奮起を描く回でした。家庭教師の大人な対応によって、本エピソードの主役ステラさんの心の動きがよく見えました。

第10話「フェリシアの決断」も若者の夢と努力と友情が描かれ、見応えがあります。

 

残念ポイント

女の子を可愛く見せようという意欲の現れであろう演出が、私には少し強く感じられました。特に、OP の美少女のストッキング装着シーンドアップなどは描写が刺激的で、劇中の家庭教師に子供っぽく甘える場面などとの演出のバランスは難しいだろうと思いました。

ひとつのクライマックスである、公女殿下が魔法が使えるようになった瞬間、私は公女殿下の悩みに感情移入しきれていなかったため、嬉しさや感慨深さが薄く、感動の場面で「他人事」のように感じられてしまったのはもったいなかったと思います。

 

「公女殿下の家庭教師」の関連リンク

 

 

「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season」の感想


自販機設定に飽きて、もっと自由に異世界冒険譚を描きたくなったのかもしれない。


「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season」の評価

【見てもらいたい度:👢👢➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 戦いでの作戦や工夫が 1期と変わらず面白い
  • なかなかハードで意外性のある展開
  • 加えて、可愛い要素や楽しい場面もちゃんとある
  • 1期よりキャラクターの見た目の魅力が増している

 

オススメの回

#10 「ダンジョン女神グランプリ」です。
ハードな展開の中での清涼剤となるエピソード。いわゆる水着回ですが、いつもとは違うヒロイン陣の魅力が見られた回でした。

 

残念ポイント

ストーリーは面白くて見応えもあるのですが、この作品で私が最も惹かれていた「自販機ゆえの不自由さの克服」という要素が今期では少し薄まってしまったように感じたのは惜しい点です。

手足も無く、自由に喋ることもできないという厳しい制限の中で、上手く行かないもどかしさを抱えながら工夫を凝らし、何とか意思疎通や事態の打開を果たしたときのカタルシスが私は大好きだったため、喋るし、超能力的に物を動かせるようになるし、自販機ハッコンの心を読める少女も登場して、初期のころに感じていた魅力が遠のいてしまったようで、少し寂しく感じました。

 

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「追放者食堂へようこそ!」の感想


カツ丼は美味しいし、出されたら大満足の一品なのだけれど、カレーの口になってるところに出てきたら果たしてどう感じるだろう…?


「追放者食堂へようこそ!」の評価

【見てもらいたい度:🔪🔪➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

 

オススメの回

第1話「お前は自由だ」です。
冒頭のなにげないシーンに、本作のテーマとおぼしき『大事なものなら手放すな』というセリフを入れてきたり、頼り甲斐があって何でも自分で決めてしまいそうな見た目の主人公が脱サラ・マニュアル的なものに忠実だったりするギャップの面白さや、傷ついた少女の心を癒す美味しいご飯を見せてきたりと、作品への期待を十分に高める満点の導入でした。

 

残念ポイント

あくまで個人的な希望ですが、第11話「最後のピース?」での主人公のセリフ『好きな料理作って、兄貴面して頼りにされて、そんな風におもしろおかしく暮らしていければ良かったはずだ…』にあるような、日常と人情に焦点が当たったお話を、より多く観たかったです。

タイトルから「美味しいご飯で心を癒す、人情ものの暖かい話」を勝手に期待してしまったため、野望や策略、バトル要素にシフトしていった終盤では正直戸惑ってしまいました。(特に、お金持ち家の犬を殺して屋敷を燃やす(お前はディオか)敵役の非道な回想)

 

「追放者食堂へようこそ!」の関連リンク

 

 

「強くてニューサーガ」の感想


王道ヒーローの顔をして、ずる賢かったり目的のためなら殺しも厭わない主人公の覚悟のキマり具合が清々しい。


「強くてニューサーガ」の評価

【見てもらいたい度:🍩🍩🍩➖➖(3/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 前世での出来事の流れに縛られることなく、前世の記憶を活かしながら(悪用しながら?)新しい運命を切り開いていこうとする心意気
  • 主人公とその友人の男二人が、目的達成のために汚ないことでも実行するリアリストで、綺麗事など言わない潔さ
  • そんな中で映えるヒロイン陣の清らかさ

 

オススメの回

第5話「未明の再会」です。
主人公の上を行くしたたかさを持った王女や、軽薄な女好きキャラと見せて実は冷酷なシビアさを持った凄腕の剣士など、強烈キャラ続々判明の回でした。

 

残念ポイント

序盤、特に初回を観た段階ではこれほど面白いストーリーになるとは思いませんでした。スロースタートだったのが惜しく感じます。

また、個人的に幼馴染ヒロインの物語中の役割りが軽く感じられ、ひどい見方をすると「ほぼ荷物持ち」のようにも見えたのは残念でもあり、自虐的ギャグのようでもありました。

 

「強くてニューサーガ」の雑多な感想

いつもゴロゴロしてお菓子ばっか食べてる子が、糖の摂り過ぎじゃないかと気になってしょうがないです。

 

「強くてニューサーガ」の関連リンク

 

 

「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」の感想


最終話まで謎の提示が続く、12話使っての壮大な導入編だったのかもしれない。


「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」の評価

【見てもらいたい度:🐱🐱➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

猫アレルギーだけを残し、犬派や猫嫌い要素をバッサリ除外したのは、話があちらこちらに拡がって薄味になるのを避けられて良かったと思います。

 

オススメの回

Chapter 7「遊星からの猫D-REX」です。
猫それぞれに個性が感じられるようになり、新たな謎も提起され、今までとは異なる知的なスリルが出てきた回でした。

 

残念ポイント

劇中の猫あるあるの数々が、私が期待していたほど「そうそう!そうなんだよね!」と共感できなかったのは惜しい点でした。猫が襲ってくるのが「集団で」という点はゾンビ映画のお約束の設定だとは思うのですが、個人的に猫の習性とのギャップを感じて違和感を覚えてしまいました。

 

「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」の関連リンク

 

 

「ばっどがーる」の感想


人の気も知らずに幼馴染の心を無邪気に振り回してしまう主人公、まさに悪い娘です。


「ばっどがーる」の評価

【見てもらいたい度:😵😵😵➖➖(3/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 登場人物全員に残念要素があって飽きない
  • ボケとツッコミのポジション・チェンジが自在で飽きない
  • C パートの「涼風さんシリーズ」が、主人公の幼馴染である涼風さんの様々な側面を取り上げており、飽きない
    (もしかしたらこれが主エピソードで、他が副かもしれない)

 

オススメの回

#06 「時代は暴力」「4(フォー)リンラブ」「地獄で天国♡」です。
A、B パート共に、ボケとツッコミがばっちり決まっていて大笑いできる回でした。 それに加えて、これぞ「きらら」と感じた C パートの「涼風さんはとなりに居たい」も見逃せません。

 

残念ポイント

#06 C パートのような、しんみりと心に響くエピソードは、きらら系の魅力のひとつだと私は思います。贅沢を言うなら、このような場面がもう少し多かったら個人的にはさらに嬉しかったです。

 

「ばっどがーる」の雑多な感想

#08 「おられる♡」での『見返り無しの善意…。パリのピ、怖い…』、わかります。

見返り無しの善意を向けられるということは、こちらも見返り無しの善意を返さなければいけないということ。臨機応変にちゃんと返せるだろうか?「見返り無しの善意を見せないな、コイツ」と思われないかというプレッシャー。

そもそも、自分に見返り無しの善意というものが有るのか?無いとしたら有るように見せられるのか?無いことが見破られはしないか?そんなことを考えてる時点で、それはもう善意とか関係なくない?何なんだ、私は?見せ掛けだけ取り繕って生きてる、そんな人間なのか私は。と、自己嫌悪に陥るのが怖いです。

 

「ばっどがーる」の関連リンク

 

 

「ブサメンガチファイター」の感想


きっと主人公が今際の際に見たのだろう、果たせなかった思いの走馬灯。


「ブサメンガチファイター」の評価

【見てもらいたい度:🍔🍔🍔➖➖(3/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 他人を放っておけない主人公のお人好し具合
  • 自分の願いや思い込みに縛られて生きる人間の苦悩
  • 「チート能力で無双」や、「お気楽転生人生」が売りではない点

この世界にやってきた理由が理由だけに、皆の「不幸自慢大会」みたいになっちゃってる面もありますが、その中で一味違う "聖華さん" というヒロイン(希望)の配置はとても効果的だったと思います。

敵役が『バイバイ』と言ったときの気持ち、一件落着したけれどあのやり方でよかったのだろうか?と、個人的に余韻の残った最終回も印象的でした。

 

オススメの回

第3話「勇者ガチバーニング」です。
主人公が他メンバーに付いていくことにした理由が示される回です。この回の平和でおちゃらけたやり取りが最終回で再現されるのは心憎い演出と感じました。

 

残念ポイント

個人的に、絶対神の強さが「絶対」というより「かなり強い人」としか感じられなかったためか、終盤の敵役登場にあまり絶望感が無く、ハラハラ感が薄くなってしまったのは残念でした。

主人公の致命的弱点である女性との接触設定もあまり登場せず、このドキドキチャンスが活かされる場面をもう少し見たかったです。

 

「ブサメンガチファイター」の雑多な感想

前の世界で主人公と縁のあった人物がこれだけ登場してくるということは、この世界はやっぱり主人公の主観の世界(いわゆる夢)なのでは?と、ふと思いました。この世に残した未練や心残りが描き出した走馬灯。

最終回で "悪魔っ子" さんが「この世界で皆が出会えるように願った」というセリフも、この世界は自分が作り出したものじゃないと、主人公が自分を正当化するための口実として他人に言わせたもの。というのは、考えすぎかもしれませんね。

 

「ブサメンガチファイター」の関連リンク

 

 

「まったく最近の探偵ときたら」の感想


ギャグに意味なんて不要です。深い何か、なんて必要ない。ナンセンスギャグってそういうものだと思います。


「まったく最近の探偵ときたら」の評価

【見てもらいたい度:🕵️‍♀️🕵️‍♀️➖➖➖(2/5)】

 

オススメ・ポイント

 

オススメの回

第8話「名雲のサイバー事件簿」「怪盗のメソッド」「探偵助手の休日」です。
ギャグに最も勢いが感じられた回でした。

 

残念ポイント

おじさんが、かつて名探偵だったというその有能ぶりの片鱗をもう少し見せてもらえたら、個人的には今の姿とのギャップをより楽しめたかもしれません。
また、 OP 曲にあるような「衰えた中年の悲哀」という味付けがもっと濃かったらより好みでした。

 

「まったく最近の探偵ときたら」の関連リンク

 

 

「水属性の魔法使い」の感想


魔物だらけの僻地にて日々鍛錬を楽しみ続け、やがて常人離れした能力を身につけた仙人が、人里に降りて起こす一騒動。


「水属性の魔法使い」の評価

【見てもらいたい度:🫧🫧🫧🫧➖(4/5)】

 

オススメ・ポイント

  • 飄々とマイペースで我が道を行く主人公の魅力
  • 主人公よりよほど主人公っぽい "アベル" のいじられ役としての魅力
  • キャラデザが良い(というか好き)

いろんなハンカチ(小さな風呂敷)をたくさん拡げたまま終わりましたが、主人公のサバサバした態度に感化されてしまったのか、あまり不満は感じませんでした。

ぜひ二期を希望します。

 

オススメの回

EPISODE 7「門の先で」です。
EPISODE 5で、もし主人公が居たら大活躍が見れたのに… を前フリにして、今回こそ爆発!の期待感を煽る演出が光る回でした。

珍しく、主人公が主人公らしいことをしてみせる回でもあります。

 

残念ポイント

図書館エルフ美女 "セーラ"さん の恋するヒロイン的描写は少し意外に感じました。
こういうセーラさんの変化も可愛くて魅力的ですが、登場当初の神秘的雰囲気も魅力的だったので、簡単には心を推し量れないような超然とした面も併せ持っていたら、より好みだったかもしれません。

 

「水属性の魔法使い」の関連リンク

 

 

「勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~」の感想


幼少期から「自己肯定感ゼロ」の呪いをかけられ続けた主人公が、他人からどんなに褒められてもかたくなにそれを否定し続けてしまう悲劇を喜劇的に描く。
小さな子を持つ親御さんは観たほうがいいかもしれない。


「勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~」の評価

【見てもらいたい度:🧙‍♂️🧙‍♂️🧙‍♂️➖➖(3/5)】

 

オススメ・ポイント

  • Sランクパーティのメンバーが皆気持ちのいい連中である
  • Sランクパーティのメンバーの個性が程良く立っており、バランスが良い
  • Sランクパーティのメンバーそれぞれの小エピソード回もあって満足感あり

中盤の見せ場であるモンスター群団との攻防戦は見応えがあり、ここで主人公が街全体から祝福されてめでたしめでたしでも良かったところ、最後に師匠に再会していろいろぶっちゃける所まで行き、多くの見どころを用意してくれました。

 

オススメの回

#12「ロイド、実力不足を自覚する。」です。
主人公のゼロ自己肯定感をパーティメンバーがイジりだしたり、弓使い君が急にスベリ芸を披露したり、最終回だからとハメを外し気味な楽しい回でした。

 

残念ポイント

『お前はすごいんだぞ』を頑なに否定しまくる主人公は嫌いじゃなかったですが、否定のパターンにもう少しバリエーションがあるとより楽しめたと思います。

ストーリー中の些細な点が気になってしまって、話に集中しきれない場面も多少ありました。

  • #2「ロイド、拾われる。」で、どこか入れてくれるパーティを 3日も探してた主人公が、『私たちのパーティにようこそ』と言われて、何故喜ばないのでしょう?なんで急に渋り出したの?
  • 同じく #2 で、白魔導師を探しに行って帰ってきた子に対してパーティメンバーが言う『フリーの白魔導師なんて居なかっただろ』『だよな、見つかるわけ…』は、目の前に知らない男を連れてきてるんですからどうなのでしょう?
    言うなら『だれだ?その男?…まさか!見つかったのか!』だと思うのですが、もしかしてボケだった?私が野暮?
  • #6「ロイド、解放する。」で、勇者パーティのメンバーは初めて主人公の能力が一般レベルを上回ると気付いたらしいですが、経験豊富であるはずの勇者パーティに支援職の一般的なレベルを知る人が一人も居ないことには少し違和感を感じました。

 

「勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~」の雑多な感想

主人公が家出したのは出来心かと思っていたら、最終回を見るに師匠との生活が心底嫌だったんですね。
師匠の心、弟子知らず…。師匠可哀そう。

 

「勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~」の関連リンク