囲炉裏と鉄瓶のある日常

「日常」の評価

多彩で独特なキャラが織りなす、ありそうに見えて絶対にない日常のシチュエーションを描く、唯一無二の雰囲気を持ったギャグアニメです。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️❤️❤️

オススメ・ポイント

普通の街に摩訶不思議な出来事が日常として溶け込んでいる世界。 可愛いキャラに、どこからどう飛んでくるかわからないギャグ。 単にギャグが連発されるだけでなく、家族愛や友情を感じるエピソードもあるところが魅力です。

友達と遊んだ初秋の夕方、近所の夕飯の仕度の匂いを感じながら我が家に向かう帰り道のような懐かしさ。 不条理ギャグアニメのはずなのになんだかそんな懐かしさを感じる、不思議なアニメです。

オススメの回

あえて選ぶとしたら第二十二話ですが、どの回を見ても間違いなく楽しめると思います。 前の話が伏線になっていることもあるので、順番どおりに観るとより楽しめるでしょう。

 

何度見てもお腹いたいんだけど

校長と鹿の死闘(第六話 日常の24)とか、みおちゃんがゆっこに弁当頼む話(第十四話 日常の58)、みおちゃんが棒高跳び飛べないエピソード(第十九話 日常の79)など、声を上げて笑ってしまう場面が山ほど出てきます。

安中さんの「えぇーーー」(第十話 日常の41)や中之条君のお寺破り(第二十二話 日常の93)、フェっちゃんのアイス(第二十二話 日常の95) などなど、数え上げるとキリがありません。

次回予告が「次回の日常は第五話です」とか、それ確かに予告だけど! 教室の張り紙や街中の看板などの細かい所にも、クスッと笑えるような仕込みがされていて感心します。

フェイ王国のウッドキューブ(第七話 日常の27)が「あれ」だってことに、オチ前までに気付かなかったのくやしかったなぁ。

 

キャラが皆いとおしいんだけど

なのちゃん、博士、阪本さん、ゆっこ、みおちゃん、まいちゃんの主要キャラ、皆んな大好きです。

第十四話のなのちゃんが初めて学校に行く回のなのちゃんの嬉しそうな様子にこちらもニッコリ。

博士は回を追うごとにどんどん可愛くなっていく気がします。
まいちゃんの飼ってる犬に遭遇して震えながらの「坂本…、犬だ…」(第二十二話 日常の96)のいとおしいこと、いとおしいこと。 第十八話のビスケット2号のくだりでの「どうしたのビスケット2号?(チラッ、チラッ)」からの「博士ちょっと間違えちゃったかも」の流れは最高にかわいい!

他にも大勢出てくる個性的なキャラ、どのキャラにも魅力を感じます。 中でもみおちゃんのお姉さんには強烈な印象を受けました。 能天気に繰り出してくる強烈なボケの数々、この姉の存在が、みおちゃんのツッコミ体質を培ったのだなと納得です。

アイキャッチには人ではない不思議キャラが出てきます。
これは「KAMAKURA」という名の謎キャラ。 2021年の今、この形で ”日常” と添えてあると、なんだか意味深な絵に見えちゃいますね。

あらゐけいいち「日常」のKAMAKURA

 

こんな日常ありえないんだけど

ありえない非現実的な出来事ばかりだけど、なぜだか身近な日常の光景に見えてくるのが不思議です。
エピソードの芯の部分は、皆が経験したことのある日常の中のひとコマなのかもしれません。

大笑いさせるだけじゃなく、第二十五話の友情エピソードなどジーンとさせる話もあったり、やさしさや懐かしさを感じさせる場面が随所に出てくるところが、このアニメをただのギャグアニメに終わらせていないところだと思います。

最終回でなのちゃんに「日常」と言わせる所や、第一話を「やる気」で始め、最終回を「やる気」で締めるところには知的なセンスも感じます。

 

ひとつの芸術だと思うんだけど

私は、「日常」という作品を絵画芸術として研究する取り組みのため、芸術についての勉強を始めています。

「日常」は、よく「シュールなギャグアニメ」という呼ばれ方をします。 「シュールな」というのは不条理なとか、現実離れしたという意味のいわゆる俗語で、本来のシュルレアリスムとはまた違った意味で使われています。

「日常」を本来のシュルレアリスムの観点から見ると、博士となのちゃんの存在、立花みさとの火器類、スーパーに本日入荷した雪だるまなど、ネタの多くに「デペイズマン」の手法を感じることができます。

また、学校の廊下の張り紙にある言葉や囲碁サッカーという名称などは、「優美な屍骸」の手法の視点から見ることも出来るでしょう。

シュルレアリスムだけではなく、みおちゃんの命を燃やした走り(第二話 日常の7)には未来派のジャコモ・バッラ「鎖に繋がれた犬のダイナミズム」が、手足を大きく描き力強さを表現している点からは神田日勝の作品が想起されます。

 

(いまの、ボケたんだけど)

 

ゆっこ死んでないんだけど

巷ではゆっこが死んだことになっていて、ゆっこの死因は何だったのか?ということを気にしてる方もいらっしゃるそうです。

「日常」の中でゆっこが死んだということはなく、ファンの方の創作動画が元でゆっこが死んだという話しが拡がってしまったのだとか。
(その創作動画については「ゆっこのいない日常」で検索してみてください)

原作者 あらゐけいいち さんの漫画単行本最終巻の告知動画「10巻告知漫画」にも、ゆっこはちゃんと登場しています。


(脱皮して羽化してるけど、これは生きていると言えるんだろうか?)

 

「日常」の参考リンクかもしれない

 

あらゐけいいち さんの他の作品も紹介してるんだけど

別記事"今楽しめる、「日常」のあらゐ けいいちさんの作品を紹介"で、あらゐけいいち さんの日常以外の作品も紹介しています。

 

Blu-rayとかかもしれない





 

最後まで読んでくださって、感謝ァ 😉✨