「まちカドまぞく」の評価と感想:善良なる一庶民魔族のツンデレ友情アニメ


「まちカドまぞく」の評価

ある日突然魔族として覚醒した少女が、宿敵の魔法少女に果敢に挑みつつ、なぜだかお互いの友情を深め合っていく物語。

見てもらいたい度:😈😈😈😈➖

 

オススメ・ポイント

各キャラクターのセリフまわしのテンポの良さと、言葉のチョイスの天才的な面白さで、開始 30秒ですぐに夢中になってしまいました。

主要キャラの、魔族である優子、魔法少女の桃とミカンは、それぞれ「魔族」「魔法少女」という概念から少しズレてるところがあり、そこが各々の微笑ましい魅力となっています。

特に、優子は魔族でありながら、真面目で、人が良くて、優しくて、律儀で、健気で、憎めない、愛すべき、ポンコツな、実に可愛い魅力的なキャラです。 魔法少女に対しての、あの無理に強気で敵対するような言葉も、相手が「宿敵の魔法少女だからそうすべき」という真面目さから来るものでしょう。

不条理系ナンセンスギャグアニメと思わせて、友情・家庭愛のエピソードで徐々にほのぼの日常系の色を帯び、終盤での怒涛の設定ネタばらしでドラマチックな展開を見せる構成には驚かされました。

セリフがかなり早口で、集中してないとついていけないところがあります。でも、集中して視聴する価値のあるアニメです。

 

オススメの回

第5話「町内は罠だらけ?? 崖っぷちまぞくの新たなる能力」です。

優子と桃や妹の良子ちゃんとの会話が、昔のファミリーアニメを観ているかのようなほのぼの感を感じさせてくれます。言葉とはうらはらに桃のことを心配したり、妹を思う優子の心の暖かさにあふれた回でした。

シャミ子の初の変身シーンも見られます。このときの劇伴と効果音が、とても可愛くておすすめです。(変身した優子って、意外とセクシャルバイオレットNo.1 ですね!)

 

※以下、ネタバレ含みます。

 

「まちカドまぞく」への雑多な感想

しかし、アニメに出てくる魔族って、どうしてこうポンコツ属性が付きがちなのでしょう。この辺系譜からの流れなのかな?

ポンコツでよわよわでありながら、正直でまっすぐで、お天道様にそむくようなことはしない、「良き一庶民」である優子に共感を覚えました。

第9話「期末テスト!! 今日の私は頭脳派まぞく!!」で、ご先祖からカンニングを持ちかけられた際に、「それはやってはいけないことです」ときっぱり断る正直者の側面と、その後「家族の幸せ」と言われた途端、家族愛の強さゆえに心が揺らぐ様が実に人間的で、愛おしく感じてしまいます。

視聴後には、私も真面目にコツコツ、正直に生きていこうと思いました。そして、自分にできることを自分なりにやっていけばそれでいいんだ、という清々しい気持ちになりました。ギャグアニメを観て笑っていたはずなのに、こんな気持ちになるとは!

こんなはずでは…

第11話「夢ドリーム再び!! 桃色防衛線を突破せよ」で、優子一家の過去の秘密や、多魔市における魔法少女と魔族の関係などの設定が一気に明かされる予想外の展開にはゾクゾクしました。

この展開によって、優子に突然角が生えても友人や街の人が華麗にスルーしていたのが、「そのほうがシュールで面白いでしょ」というただの設定じゃなかったことがわかって、それぞれのエピソードの深みが増し、今後の展開への期待が俄然膨らみます。2期も楽しみです。

あと、お父さんが、ダンボールに封印されたまま常に家族と共にあるというシチュエーションは…、なんでしょう、きらら読者の深層心理的に何か意味があるんじゃないかと、それが闇なのか光なのか…。気になってます。

 

「まちカドまぞく」の関連リンク

  • Wikipedia:まちカドまぞく
  • TVアニメ「まちカドまぞく」公式ホームページ|TBSテレビ
  • 「まちカドまぞく」の原作、スピンオフ作品
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