輝く線をまとう女性

「幻夢戦記レダ」の評価

女子高生が異世界で伝説の戦士となって戦うヒロイック・ファンタジー。
1985年の作品で、長さは1時間ちょい、主要な登場人物は5名とコンパクト&シンプルです。

見てもらいたい度:❤️❤️❤️🤍🤍

オススメ・ポイント

30年以上前のアニメはどんなものだろうと興味本位で観てみましたが、普通に楽しめました。 メカの造形、アクションシーンは古さを感じさせません。

敵キャラはイマイチでしたが、メインヒロインとサブの女の子は魅力的。ヒロイック・ファンタジー物がお好きな方にはオススメです。

 

時代を感じる点

まず画面がワイドじゃないこと、それとキャラの顔だちやファッション、アイテムが80年代を感じさせます。

「レダのハート」と呼ばれるヘッドフォンステレオ(いわゆるカセットテープのウォークマン)はあと10年ぐらいしたら説明無しじゃ何なのか理解してもらえなくなるのかな?
逆にあのヘッドフォンのスタイルはちょっと未来感あってカッコいいかも。

 

普通に楽しめる

普通の女子高生が異世界に行って「全身に力がみなぎってるわ」と無双する様は今の異世界物と同じですね。 元の世界に戻ることがテーマになるところは今と違うかな。

シーン展開のテンポは今に比べるとかなりゆったり。 でもテンポが悪いということはなく、まどろっこしい感じもしません。
絵も綺麗だし、異世界の風景や生物の造形も興味惹かれるもので、特にメカの造形は古さを感じさせない魅力的なものだと思いました。

アクションシーンの動きもいいです。 カメラワークがいいと言ったらいいのか、アクションの中のひとつひとつのシーンが全て”絵になる”感じがして迫力があります。
陽子が剣で戦うシーンは、まるっきり重力無視なんだけど不自然さがなく、まるでダンスを見ているみたいで美しいです。

途中「カリオストロの城」のルパン走りからのとんがり屋根へのルパンジャンプを思わせるようなシーンもありましたが、これは私がそう感じただけかな?

 

「幻夢戦記レダ」についてさらに知りたい

幻の2作目

幻夢戦記レダII、今風に言えば第2期の計画もあったそうですが、残念ながら実現には至らず幻の夢に終わったのだそうです。 第2期観たかったな。

今では普通ですが、当時はヒロインが主人公のファンタジー物はまだ珍しかったのだとか。
作画は いのまたむつみ さん。キャラ可愛いですね。


メカニックは豊増隆寛さんとのことですが、あまり情報見つけられませんでした。 このアニメに出てくるメカどれも好きなので他にもこの方のメカ見たかったのですが。

 

参考リンク

 

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