鹿児島ユナイテッドFC目線での観戦記です。

 

勝つには勝ったが…。欲深きサポーターの贅沢な悩み

J3リーグ 第12節
鹿児島ユナイテッドFC vs 高知ユナイテッドSC
2026/10/21 Wed 19:03 KICK OFF

3 - 1 で鹿児島勝利
試合結果 - 鹿児島ユナイテッドFC オフィシャルサイト
  • 気温: 22度
  • 天候: 晴。昼間は暑かったのに、風が肌寒い。

3 - 1 で勝つには勝ちました。が、手放しでは喜べない。そんな、なんとも贅沢な後味の残る一戦でした。

 

CBコンビ再編と、連続得点なるか。注目のスタメン

鹿児島は守備を固めてカウンターの 4 - 4 - 2、高知は 3 - 4 - 2 - 1。

スタメンの注目は最終ラインです。このところ右サイドバックでの出場が多かった 35 江川をセンターバックに据え、5 山田・36 池田のコンビから 5 山田・35 江川のコンビに変更。右サイドバックには、ボランチで出場していた 27 川島を持ってきました。高知の攻めに CB コンビがどう対応するか、右ラインの 27 川島と 7 渉ちゃんの攻撃の連携はどうかが見どころでしょう。

前節に続いてスタメン出場の 22 髙橋が連続得点なるか?にも注目です。

 

髙橋先生の作品が読めるのは鹿児島FCだけ

と、思っていた開始わずか 1分、22 髙橋がいきなり決めました! こういうマンガみたいなことを実現しちゃうのが 22 髙橋! サイドから中央に切り込み、ディフェンスの股を抜く会心のシュートでした。

この後も得点を決めて、今節 2得点。ただ、前節のハットトリックを意識してしまったか、その後はシュートシーンで少し固くなってしまったかな? そこはまたマンガみたいに決めてくれよ。

 

連携で守る鹿児島。高知のアーリークロスに冷や汗

高知さんは開始 10分ぐらいまでは 5バックで守りを固めていましたが、徐々に WB が前に出始め、20分ぐらいからは前に向けてボールがよく出るようになります。

対する鹿児島は、CB コンビの連携は問題なくスムーズです。5 山田が前に出たところを 14 吉尾がカバーに入ったり、右サイドバックの 27 川島とボランチで相手 WB を孤立させたりと、最終ラインと中盤で連携を取ってうまく守っていました。相手 FW の荒いプレーに対しても、5 山田や 35 江川が体を張って守る場面が多く見られました。

高知さんの攻撃は、WB がゴールライン近くまで深く侵入するのではなく、浅い位置からアーリークロスを入れてくることが多い。斜めにゴールに向かってくるボールと、そのクリアを拾われてのシュートが怖かったです。前半 38分のポストに救われたシーンや、後半 20分の 3連続シュートブロックのシーンなど、あわや失点という冷や冷やの場面をなんとか切り抜けました。

 

狙いは違えど 3得点!

鹿児島の攻撃では、右ラインの 27 川島と 7 渉ちゃんのパス交換と走り込みで、相手 WB の後ろへ突破する場面が何回か見られましたが、そこからの得点には至りませんでした。

ツートップに 7 渉ちゃんを加えた 3人で前線のプレスをかけていたので、前でボールを奪ってのショートカウンターという狙いだったと想像します。しかしショートカウンター発動には至らず、実際の得点に結び付いたのは次のかたちでした。

1点目は、中央から 14 吉尾が前線へ送った浮き球パス。2点目は、2 嵯峨がサイドに持ち上がってのペナルティエリア外からシュートのリフレクションに、9 有田と 22 髙橋のダブルダイビングヘッドが炸裂。ディフェンス一人では対応できず、22 髙橋の頭に当たってゴール。3点目も、サイドをドリブルで持ち上がった 11 福田が中に切り込んでの、上手く足に乗った強烈なシュートからでした。

結果を見ると、注目していた右サイドではなく、左サイドからの攻撃が実を結んだ形です。

今回の交代でも、サイドハーフで 2 嵯峨が左から右、20 圓道もやはり左から右へとポジション移動していました。2 嵯峨と 20 圓道、どちらも左右両方できるのは有り難い。

 

痛恨のコーナーキック失点。「クリーンシートで勝ちたい」という贅沢

しかし後半 44分、コーナーキックから遂に失点を喫してしまいます。99 ファンマが最前線でチャンスを作りかけたところでボールを奪われて反撃を受け、その際の戻りが間に合わず守備が後手に。相手シュートは何とかブロックしたものの、そこで失点につながるコーナーキックを与えてしまいました。

ただ単に勝つだけでは、サポーターはもう満足できない体になっているのです。久々のクリーンシートを期待していただけに、手放しではもちろん喜べない、3点も獲ったのに不満の残る結果となってしまいました。

「クリーンシートで勝つのを見たい」とは、私達ってばなんて贅沢なんでしょう。